〝アジア最大級〟の第37回東京国際映画祭。国内外から新作、話題作が数多く上映され、多彩なゲストも来場。映画祭の話題をお届けします。
2024.10.27
レッドカーペットに200人 華やかに開幕 東京国際映画祭
第37回東京国際映画祭が28日、東京・日比谷で開幕した。オープニングセレミニー前のレッドカーペットには、映画祭ナビゲーターで俳優の菊地凛子や、コンペティション部門審査員の橋本愛、開幕作品「十一人の賊軍」の白石和彌監督や主演の山田孝之、コンペティション部門出品作「雨の中の慾情」の成田凌、森田剛、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」の萩原利久、河合優実、「劇場版ドクターX」の米倉涼子ら200人以上が登場。アジア最大級の映画の祭典を、華やかに彩った。
10日間に208本上映
セレモニーでは、スクリーン上のバーチャルシンガー、花譜-KAF-と舞台上のミュージシャンが共演するパフォーマンスで始まり、花譜は司会としても参加。フェスティバル・ナビゲーターの菊地凜子は「映画は共通語で、世界の人とつながれる」と呼びかけた。
映画祭の目玉となるコンペティション部門には、「雨の中の慾情」(片山慎三監督)▽「敵」(吉田大八監督)▽「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(大九明子監督)の日本映画3作品を含む15本が出品されている。香港の俳優、トニー・レオンを審査委員長に、最高賞の東京グランプリなどが選ばれる。
アジアの新人監督作品を集めた「アジアの未来」部門、新設された「ウィメンズ・エンパワーメント」部門など、期間中に国内外の映画208本を上映。海外のゲストと映画について語らう「交流ラウンジ」など多くの催しも予定されている。
映画祭は11月6日まで、東京・銀座、日比谷、有楽町、丸の内などを会場に開かれる。