監督は、アカデミー賞で脚本賞を含む最多6部門でノミネートされた「キャロル」(2015年)の脚本を担当したニューヨーク出身の劇作家で脚本家のフィリス・ナジー。1960年代のシカゴを舞台に、中絶が法律的に許されない時代において、女性の権利としての人工妊娠中絶のために活動する、名もなき女性たちの実話を基にした本作で長編映画デビューした。
裕福な家庭の主婦として何不自由ない暮らしを送るジョイ(エリザベス・バンクス)は、2人目の子供を妊娠する。しかし、担当医から妊娠によって心臓の病気が悪化していることを告げられる。唯一の治療は緊急の中絶しかなかったが、地元の病院の責任者である男性たち全員から拒否されてしまう。自力で中絶手術を受ける方法を模索するジョイは、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな活動団体「ジェーン」にたどり着く。目隠しをして連れて行かれたある建物で、手術は20分ほどで終わり、術後ジョイは、「ジェーン」の活動を始めたのは、バージニア(シガニー・ウィーバー)であることを知らされる。その夜、家族に「流産した」と説明したジョイは、「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場、中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる。
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公開日: 2024年03月21日
コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話
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原題:Call Jane
2021年 /アメリカ /121分 /PG12
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公式サイト: https://call-jane.jp/
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