ゲストハウス「ココ」に集う人々の交流と愛おしい日々を描いたヒューマンドラマ。手掛けたのは18歳から独学で映像の世界に飛び込み、本作が長編デビューとなるこささりょうま。自身のバックパッカーの経験を基に、今を切に生きる若者たちの機微と営みを丁寧に描いた。主人公の詩子は、「猫は逃げた」(2022年)や「走れない人の走り方」(23年)、「夜のまにまに」(23年)、「SUPER HAPPY FOREVER」(24年)など、主演やメインキャスト作が続く山本奈衣瑠。若者たちの心の拠り所となる泉さんを、1957年に舞台「アンネの日記」でデビュー以降、舞台・映画・ドラマなど第一線で活躍し続ける吉行和子が演じている。さらに、「DitO」(24年)で監督デビューを果たした結城貴史、「Cloud クラウド」(24年)の三河悠冴、舞台や映像作品に活躍の場を広げる生越千晴、多芸多才で長年にわたってテレビやスクリーンで愛されてきたモト冬樹らが共演する。
舞台は、2021年東京オリンピック開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」。住み込みバイトの詩子(山本奈衣瑠)は、元旅人でオーナーの博文(結城貴史)とSNS にハマる住人、泉さん(吉行和子)と共に、慎ましくも満ち足りた生活を送っている。ココにやってくるのは、バイト先が潰れてしまい、目標もなくくすぶる存(三河悠冴)、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルー(生越千晴)など、悩みを抱える若者たち。そして笑顔でお客さんを迎える詩子にも、わけあって田舎を飛び出してきた過去があった。
公開日: 2024年11月07日
ココでのはなし
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2023年 /日本 /86分 /G
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公式サイト: https://www.cocohana-film.com/
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