「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」（2023年）で、第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。第96回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたリリー・グラッドストーンが主演。ネイティブアメリカンの女性らが見舞われる失踪や殺人という深刻な問題が浮き彫りにする犠牲の実態。そして残された人々の心が癒える日を迎えるまでの希望を描く。

オクラホマ州のネイティブアメリカン、セネカ・カユーガ族の居留地に住むジャックス（リリー・グラッドストーン）は、姉が行方不明になって以降、姪のロキ（イザベル・ディロイ・オルセン）の面倒を見ながら生活していた。空いた時間をすべて姉の捜索に費やす一方で、彼女は先住民族のお祭りであるパウワウに向けて準備を進める姪ロキを支える。しかし、ジャックスの父親であるフランク（シェー・ウィガム）に親権を奪われることを恐れた2人は、パウワウまでに行方不明のロキの母親を見つけ出そうと決意する。ネイティブアメリカンが住む地域を渡り歩く捜索の旅の中は、やがて破綻した司法制度に振り回される先住民女性が直面する葛藤や矛盾に迫っていく。

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