ロシアの無名の俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録「ロマンについての物語」を、ペット・ショップ・ボーイズなどのミュージックビデオや、ライブドキュメンタリー「Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn」を手がけたエストニア出身のペーテル・レバネが映画化した本作。出演は、「博士と彼女のセオリー」(14年)や、「キングスマン」シリーズに出演し、本作の脚本にも参加しているトム・プライヤーと、ウクライナ出身のオレグ・ザゴロドニーが共演している。
1970年代後期、ソ連占領下のエストニアで、役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、同じ基地に配属されてきたパイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)と愛し合うようになる。しかし、当時のソビエトでは、同性愛は発覚すれば厳罰に処されるタブーだった。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始める。
「ファイアバード」© FIREBIRD PRODUCTION LIMITED MMXXI. ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms
公開日: 2024年02月08日
ファイアバード
監督 :
出演 :
原作 :
脚本 :
原題:Firebird
2020年 /エストニア、イギリス /107分
配給 :
公式サイト: https://www.reallylikefilms.com/firebird
新着記事
観客を戦場に放り込む ダイナミックレンジ、同録、対位法音楽 録音技師が〝聴く〟「シビル・ウォー」後編
この1本:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」 観客は戦場に没入する
特選掘り出し!:「悪魔と夜ふかし」 恐怖とユーモア、配合が絶妙
「花嫁はどこへ?」 インド映画の多様性と独自性と可能性