英国文学最高の賞であるマン・ブッカー賞にノミネートされ、日本でも2014年本屋大賞翻訳小説部門第2位に輝いたレイチェル・ジョイスによる「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」(亀井よし子 訳/講談社文庫)を名優・ジム・ブロードベントの主演で映画化。
定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日、彼の元に思いがけない1通の手紙が届く。差出人はかつての同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。ハロルドは返事を出そうと近くのポストまで出掛けるが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい〝ある想い〟があったのだ。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。目的地までは800キロ。彼の無謀な試みはやがて大きな話題となり、次第にイギリス中を巻き込む壮大な旅路になっていく。
© Pilgrimage Films Limited and The British Film Institute 2022
公開日: 2024年06月06日
ハロルド・フライのまさかの旅立ち
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原題:The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry
2021年 /イギリス /108分
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公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/haroldfry/
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