映画監督の杉田は、偶然出会ったマリという若い女性に心奪われ、映画に出演してほしいと声をかける。その情熱的で、にくめない杉田のキャラクターに、戸惑いながらも恋心を抱くマリ。ふたりは映画づくりをはじめるが、突然、杉田はいなくなる。喪失感に苦しんでいたマリは、愛猫を探すフミコとの出会いによって自らを見つめ直し、一歩を踏み出す〝ある決心〟をする。
監督・脚本は、濱口竜介監督の元で助監督を務め、ひと夏の恋愛を描いた短編映画「二十代の夏」(2017年)がフランス・ベルフォール国際映画祭でグランプリ&観客賞を受賞した高野徹。本作が初の長編作となる。マリ役を演じたのは、フランスで俳優としてのキャリアをスタートし、仏リメイク版「キャメラを止めるな!」(22年)で個性的な通訳の女性を演じた成田結美。スランプ中の映画監督・杉田役は、Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域- 」(23年)や、「福田村事件」(23年)など、話題作への出演が続く電気グルーヴのピエール瀧が演じている。
©2023 ドゥヴィネット
公開日: 2023年12月07日
マリの話
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2023年 /日本 /60分 /G
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