フランスで50年以上愛され続け、世界30カ国で翻訳されているロング・セラー「プチ・ニコラ」。原作者は、親友同士のジャン=ジャック・サンペとルネ・ゴシニ。アニメーション映画化にあたっては、原作のイラストレーターであるジャン=ジャック・サンペがグラフィック・クリエーターとして参加している。原作者二人の人生に「プチ・ニコラ」の物語を交えて描く、子供時代へのノスタルジーと創作の喜びに満ちた物語は、2022年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞、プチョン国際アニメーション映画祭とケンブリッジ映画祭で観客賞を受賞。
パリの街並みを望む小さなアトリエで、イラストレーターのサンペと作家のゴシニは、いたずら好きの男の子のキャラクター、ニコラに命を吹き込んでいた。大好きなママのおやつ、校庭での仲間達との喧嘩、先生お手上げの臨海学校の大騒ぎ・・・。ニコラを描きながら、望んでも得られなかった幸せな子供時代を追体験していくサンペ。そして、ある悲劇を胸に秘めるゴシニは、物語に最高の楽しさを与えていった。児童書「プチ・ニコラ」の心躍らせる世界を創造しながら、激動の人生を思う二人。ニコラの存在は、そんな彼らの友情を永遠のものにしていく。
© 2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2
公開日: 2023年06月08日
プチ・ニコラ パリがくれた幸せ
監督 :
出演 :
原作 :
脚本 :
音楽 :
原題:LE PETIT NICOLAS: QU'EST-CE QU'ON ATTEND POUR ÊTRE HEUREUX?
2022年 /フランス、ルクセンブルグ /86分 /G
配給 :
公式サイト: https://petit-nicolas.jp/
新着記事
観客を戦場に放り込む ダイナミックレンジ、同録、対位法音楽 録音技師が〝聴く〟「シビル・ウォー」後編
この1本:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」 観客は戦場に没入する
特選掘り出し!:「悪魔と夜ふかし」 恐怖とユーモア、配合が絶妙
「花嫁はどこへ?」 インド映画の多様性と独自性と可能性