貧しい家族を養うために、17歳で老人の女となったお兼(若尾文子)。3年後、老人はお兼に財産を残して急逝し、時を同じく病気だったお兼の父親も他界する。残されたお兼は母親と故郷の村に帰るが、そこで模範青年の清作(田村高廣 )と出会い結ばれ、幸せな時を過ごす。しかし、日露戦争が始まり、清作は戦地に招集され、負傷して帰郷する。傷の癒えた清作は、模範青年らしく戦地に再び向かおうとするが、清作だけが生きがいとなっていたお兼は、彼が戦地に戻るのを阻むため狂気の行動に走る。
第75回ベルリン国際映画祭クラシック部門にて、4Kデジタル修復版がワールド・プレミア上映される。
清作の妻 4K
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1964年 /日本 /93分
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