香港窃盗団による東京・銀座の貴金属店で起きた実際の襲撃事件に着想を得たクライム・アクション。香港と東京を舞台に、若き天才時計修理工が窃盗団に入ることを強要され、時計強奪事件に巻き込まれていく。出演は、香港で絶大な人気を誇る12人組男性アイドル・グループ「MIRROR」のメンバー、アンソン・ロー、イーダン・ルイ、ギョン・トウの3人。共演には、「燃えよデブゴン／TOKYO MISSION」（2020年）や「星くずの片隅で」（22年）のルイス・チョン、「アニタ」（21年）、「風再起時」（22年）のマイケル・ニン、日本からは田邊和也、笠原竜司、朝井大智が脇を固めている。

アンティーク時計の修理に天才的な能力を持つ時計修理工のマー（イーダン・ルイ）は、老舗時計店の二代目店主であり裏では盗難時計売買の顔を持つロイ（ギョン・トウ）に偽造販売がばれ、ある高級時計の窃取を強要される。狙いは、東京・銀座の時計店に保管されている画家ピカソが愛用していたという３つの時計。集められたチームは、リーダーのタイツァー（ルイス・チョン）、爆薬の専門家マリオ（マイケル・ニン）、鍵師のヤウ（アンソン・ロー）、そしてマー。彼らはオークションが開催される東京・銀座の時計店に侵入するが、ピカソの時計が保管された金庫の中に、月に到達した唯一の時計・ムーンウォッチを発見してしまう。予想外の展開は、日本の大富豪で裏でやくざと繋がる加藤（田邊和也）をも巻き込み、チームに危険が迫る。敵味方が交錯する中、４人の男たちは命を賭けた大逆転のゲームを開始する。