映画監督「流 ながれ」(2012年)「東京干潟」(2019年)「蟹の惑星」(2019年)「たまねこ、たまびと」(2023年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
末期がんで自宅での最期を希望した父と、看取りを決意した母。カメラを向けるのは息子であり映画監督の村上浩康。戸惑いと焦燥、驚きと喜び、感謝と労い。死に向き合う日々を記録したドキュメンタリー。 40日余りの最期の日々をみつめた村上監督は、「流 ながれ」(2012年)で文部科学大臣賞を受賞。2019年には多摩川河口干潟を舞台にした連作「東京干潟」「蟹の惑星」で新藤兼人賞金賞、文化庁優秀記録映画賞、門真国際映画祭最優秀ドキュメンタリ―作品賞、座・高円寺ドキュメンタリ―映画祭大賞、キネマ旬報文化映画ベスト10入賞するなど、自然と人間の結びつきを撮り続けてきた。介護生活の両親を撮った本作は、「老老介護」...