曹欽榮「流麻溝十五号」原作:「流麻溝十五號:綠島女生分隊及其他」
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
〝考えることは罪なのか〟台湾初となる女性政治犯を扱った本作は、台湾国民政府による恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた「白色テロ」の時代を背景に、台湾南東岸に位置する面積約16平方キロの緑島に置かれていた、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が舞台。タイトルの「流麻溝十五号」は、当時、政治思想犯として身分も年齢も違う女性たちが収容されていた場所の住所である。監督は、ジェンダー平等の視点から数々の作品を手掛けてきた周美玲(ゼロ・チョウ)。出演は、高校生・余杏惠(ユー・シンホェイ)を演じたのはシンガーソングライターとしても活動する余佩真(ユー・ペイチェン)。モダンダンサー・陳萍(チェン・ピン)を連俞涵(...