美術
日本大学芸術学部演劇学科卒のはまださつきと、映画学科卒の福岡佐和子による映像制作ユニット「しどろもどリ」初の長編劇映画。何事にもこだわらないということに強いこだわりを持つ安藤安(はまださつき)、恋愛に対して強い拒否感を感じている婚活女子の忍静江(高田歩)、誕生日をどうしても祝わられたい星野源希(原恭士郎)、なんとなく幸せな日々を過ごす女子大生武部凪(成瀬志帆)の4人の主人公が織りなす日常を描く。
原作は、人気グループYOASOBIの⼤ヒット曲「ハルジオン」の原作者である橋⽖駿輝の作家デビュー作。「CUBE ⼀度⼊ったら、最後」の清⽔康彦監督と、⽶津⽞師やKing Gnu、あいみょんなどのMVを⼿がける撮影監督の川上智之がタッグを組んだ。 〈僕〉とユウスケのもとに、大学時代の友人の森が⾃殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など⾒てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか⾃分を保っている〈僕〉と、対照的に、毎⽇が楽しければそれでいいと刹那的に⽣きてきたユウスケ。〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な⾃分になりたいと願う〈私〉と、ユウスケとの結...