化け猫あんずちゃん

公開日: 2024年07月18日

化け猫あんずちゃん

TV アニメ「宝⽯の国」や「BEASTARS」、「映画クレヨンしんちゃんシリーズ」などを手がけ、アニメーター・イラストレーター・漫画家とて活躍する気鋭のクリエイター久野遥子監督と、「リンダリンダリンダ」(2005年)や「天然コケッコー」(07年)、「マイ・バック・ページ」(11年)、「カラオケ⾏こ!」(24年)など、多彩な作品を手がけてきた山下敦弘監督がタッグを組んだ。本作は、実写で撮影した映像をトレースしてアニメーションにする「ロストコープ」という⼿法を採用。⼭下監督を中⼼とした実写映画界のスタッフによる実写班が、実写映画そのままに撮影し、そのお芝居の映像やセリフの録音をもとに、久野監督がスタッフと共にアニメーションを作り上げている。そのロストコープで、「あんずちゃんの」声だけでなく、動きや表情も含め演じたのは、「ボクたちはみんな⼤⼈になれなかった」(21年)や「ほかげ」、「シン・仮⾯ライダー」(ともに23年)など、数々の話題作に出演している森⼭未來。

お寺の和尚さんに拾われた⼦猫の「あんず」は、いつしか⼈間の⾔葉を話し、⼈間のように暮らす「化け猫」になっていた。移動⼿段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。ある日、親⼦ゲンカの末ずっと⾏⽅知れずだった和尚さんの息⼦の哲也が、11歳になる娘のかりんを連れて帰ってくる。けれども、またも和尚さんとケンカして、かりんを置いて出て行ってしまった。お世話を頼まれたあんずちゃんだったが、かりんが⼤⼈の前だけで〝いい⼦〟な猫かぶりだと知って、だんだんめんどくさくなっていく。かりんは、「⺟さんの命⽇に戻ってくるから」という哲也の⾔葉を信じて待ち続けるも、⼀向に帰ってこない。かりんの⺟親のお墓に⼿を合わせたいというささやかな願いは、やがて地獄をも巻き込んだ⼟俵際の逃⾛劇を巻き起こす。

©いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会

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公式サイト: https://ghostcat-anzu.jp/

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