わかまつ せつろう
1949年5月04日 生まれ
映画監督「ホワイトアウト」(2000年)監督、第24回日本アカデミー賞優秀監督賞「沈まぬ太陽」(2009年)監督、第33回日本アカデミー賞優秀監督賞「Fukushima 50」(2020年)監督、第44回日本アカデミー賞最優秀監督賞
世界的な画家・田村修三(石坂浩二)の展覧会で作品のひとつが贋作(がんさく)だと判明し、保有していた美術館の館長が自殺。一方、北海道・小樽で全身入れ墨の女性の死体が発見される。二つの事件から新進気鋭の天才画家と称されながら、突然人々の前から姿を消した津山竜次(本木雅弘)が浮かび上がる。かつての竜次の恋人で現在は田村の妻である安奈(小泉今日子)は小樽へ向かい、竜次と再会する。 倉本聰の脚本を「沈まぬ太陽」の若松節朗監督で映画化。贋作をめぐるミステリーから男女の秘めた思いへとつながり、美とは何か、作品の価値はどこにあるのかといったテーマも掘り下げた。鑑定家や竜次を慕う女、フィクサーらを配した劇的で...
2024.11.22
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
ある美術作品が贋作だったとしたら? 〝美〟とは何か、権威とはなにか。巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「海へ 〜See you〜」(1988年)以来、36年ぶりとなる映画脚本を執筆した本作。メガホンをとったのは、「沈まぬ太陽」(2009年)や「Fukushima 50」(20年)などを手掛けた若松節朗監督。多くの倉本作品の舞台となった北海道で撮影を行い、小樽運河の美しい風景の中で重厚な人間ドラマを描き出した。 孤高の画家・津山竜次を演じるのは、「おくりびと」(08年)や「日本のいちばん長い日」(15年)、大河ドラマ「麒麟がくる」、ドラマ「友情〜平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」〜」など、多く...