Alison Klayman
監督「ホワイト・ホット:アバクロンビー&フィッチの盛衰」(2022年)「アイ・ウェイウェイは謝らない」(2012年)
クラブのような店舗に愕然 独自のドキュメンタリー映画を精力的に製作しているNetflix。4月19日に配信開始された「ホワイト・ホット:アバクロンビー&フィッチの盛衰」は、日本では「アバクロ」の通称で知られるファッションブランド、アバクロンビー&フィッチに関するドキュメンタリーだ。 その存在はなんとなく知っていたものの、アバクロの商品に一度も触れる機会がなかった筆者は、2009年に東京・銀座6丁目に旗艦店がオープンしたことを報じるテレビのニュースを見て「なんじゃこりゃ……」と愕然(がくぜん)とした。見栄えのいい外国人男性がエントランスで得意顔でポーズを決め、店内には音楽が大音量で流れてい...
須永貴子
2022.5.15
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10
1990年代後半から2000年代前半にかけて人気を得たファッションブランド、アバクロンビー&フィッチの興隆と衰亡を追うドキュメンタリー。「イケてる若者の仲間入りができる」というイメージで成長したが、経営者の排他的な市場戦略や差別的な雇用方針が非難の的となった。元従業員や重役、モデルらへのインタビューでその内情をたどった。