てらだ やすのり
映画監督「妻はフィリピーナ」(1994年)「もっこす元気な愛」(2005年)「江里はみんなと生きていく」(2024年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
重い障害を持つ西田江里さんが、家族やケアスタッフ、仲間たちの助けを借りて、ともに生きていく関係性を育む日々にレンズを向けたドキュメンタリー。監督は、フィリピン人女性との結婚生活を自ら記録したデビュー作「妻はフィリピーナ」(1994年)で第34回日本映画監督協会新人賞を受賞した寺田靖範。12年に渡って西田家の暮らしを記録し見つめ続けた。 西田江里さんは、オシャレと絵を描くのが大好きな22歳。重い障害を持つ彼女の日常を支えるのは家族だけでなく、ケアスタッフも必要だ。車椅子を押してもらっての買い物や、リサイクルショップで一緒に働いたり、外食したり…。そんな江里さんの日々を12年に渡ってカメラに収め...