元祖「ゴジラ」生みの親、本多猪四郎監督 「-1.0」公開でよみがえる作品に込めた思い「戦争の犠牲は庶民」
ゴジラの生みの親は誰か? 特殊技術の円谷英二監督を挙げる人は多いだろうし、映画製作に詳しい人はプロデューサーの田中友幸と答えるかもしれない。そして、もう一人、忘れてはいけない人がいる。第1作の「ゴジラ」(1954年)で本編を演出した本多猪四郎監督(93年2月死去)だ。筆者は本多監督が亡くなる約3カ月前の92年秋、ロングインタビューを行った。シリーズ最新作「ゴジラ -1.0」の公開を前に、特撮・SF映画の名監督が最晩年に語ったゴジラへの思いを、30年ぶりに振り返る。 「ゴジラ-1.0」©2023 TOHO CO.,LTD. 被爆地の光景と重なった「G作品」 本多監督に、田中プロ...
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神保忠弘
2023.10.31