すずき せいじゅん
1923年5月23日 生まれ
映画監督「肉体の門」(1964年)「東京流れ者」(1966年)「殺しの烙印」(1967年)「陽炎座」(1981年)「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」(1985年)「夢二」(1991年)「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)「ピストルオペラ」(2001年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10
2000年春、国旗国歌法成立直後に、卒業式で起立斉唱しなかった16歳の少年の壮絶な青春を描いた社会派青春映画。本作は、1999年にクランクインし、2007年に仮編集版の未完成ながら、ドイツとスペインの映画祭で正式上映されるなど、海外で高く評価されていたが、クランクインから実に25年が経過した24年、追加シーンを加え3時間の大作となって完成した。 メガホンをとったのは、長年CMディレクターとして活躍し、専門学校で数多くの若手育成にも尽力してきた旦雄二。72歳にしてついに劇場用長編映画デビューとなった。主人公の少年を演じたのは、若き日の小林且弥。後に「凶悪」(13年)や「あゝ、荒野」(17年)な...
「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)、「陽炎座」(81年)、「夢二」(91年)の〝浪漫三部作〟など、斬新な映像美で「清純美学」を築き上げた鈴木清順監督が手がけた名作「東京流れ者」(66年)が、鈴木清順生誕100周年プロジェクトの一環として4Kデジタル復元された。 ヤクザを辞め、恋仲の歌手、千春(松原智恵子)と結婚すると心に決めていた哲(渡哲也)は、敵対する大塚組に襲われても決してやり返さなかった。しかし、抗争は次第に激化、大塚は殺し屋〝マムシの辰〟(川地民夫)を雇い、哲を執拗に追い回す。争いを避けるため、哲は日本各地を転々とするも、行く先々でトラブルに巻き込まれる。やがて、抗争の影が恋人・...