映画 太陽の子
原爆について語られる時、その多くが日本は被害者という立場だ。しかし日本でも原爆開発は行われていた。黒崎博監督が、当時その研究に関わっていた科学者の日記を基にこの脚本を書いた。 1945年。京都帝国大学では修(柳楽優弥)ら学生たちが、軍に依頼された「原子核爆弾」の開発を急いでいた。だが実験は失敗を重ねる。そんな時、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅する。幼なじみの世津(有村架純)とともに再会を喜ぶが、明るく振る舞う裕之が実は心に深い傷を負っていることを知る。一方で修も、科学者が兵器を作ることに複雑な思いを抱えていた。それでも裕之は戦地へ戻り、修は実験を続ける。そして8月6日を迎える。 ...